【日本ハム】新庄剛志ビッグボス体制初の6連勝 フルカウントで宇佐見真吾が先制スクイズ
スポーツ報知
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2022.7.15(金) 06:30
◆パ・リーグ 日本ハム6―0楽天(14日・静岡)
日本ハムは5回、宇佐見真吾捕手(29)のスリーバントスクイズで先手を奪うと最後まで主導権を渡さず、今季初、19年6月以来の6連勝。ソフトバンク、楽天と上位から星を稼ぎ、混パに拍車をかけている。
新庄監督がまたも采配で試合を動かした。両軍無得点で迎えた5回1死二、三塁。「1点取って流れを持ってきたかった。あのファウルがポイント。打ってくるだろうというところを狙った」。フルカウントから1つファウルを挟んだ7球目、宇佐見へのサインは2ランスクイズだった。楽天先発・岸の高め直球に必死にバットを合わせ、一塁線へ転がした。本塁へ送球され、2人目は突入できなかったが、均衡を破った。直後に石井の5号2ラン。試合の流れをつかんだ。
指揮官のやりたい野球が、チームに浸透してきている。宇佐見は「打席に入る前に予測はしていた。まさか2ストライクから出るとは思ってなかったですけど、何とかバットに当てることだけ考えてやりました」。6月11日の中日戦(札幌D)では、追い込まれながら2ランスクイズを成功させるなど、チームにとってスリーバントスクイズは、奇策ではなく選択肢の1つだ。
シーズンも折り返しを過ぎ、厳しさも見せ始めた。5回の攻撃では、失敗に終わったが清宮にも送りバントを指示。スタメン起用した高卒ルーキー阪口が、第1打席で見逃し三振に終わると、「チャンスは一瞬」と2打席目で代打を送った。9回は6点リードでも石川直から堀につなぐ盤石のリレー。勝負へのこだわりを見せ始めたビッグボスが、混パを引っかき回していく。(山口 泰史)
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