【日本ハム】ドラフト4位・阪口楽、両親の目の前でプロ初安打「素晴らしい投手から打ててうれしい」

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2022.7.11(月) 11:13

7回1死、中前にプロ初安打を放った日本ハムの阪口

◆パ・リーグ 日本ハム2-0ソフトバンク(10日・福岡ペイペイドーム)

 日本ハムのドラフト4位・阪口楽(うた)内野手(19)がプロ初安打を放った。10日のソフトバンク戦(ペイペイD)に「9番・DH」で初出場初スタメン。応援に駆けつけた両親の前で結果を残した。チームは今季3度目の同一カード3連勝を飾り、連勝を今季最長タイの4に伸ばした。

 腕を伸ばして必死で食らいついた。2―0の7回1死。1ボール2ストライクから、阪口が相手先発・石川の外角146キロ直球を中前に運んだ。「全然捉えてはいなかった。でも飛んだコースがよかったです。素晴らしい投手から打ててとてもうれしいです」。プロ3打席目での初安打。新庄剛志監督(50)も両手を上げてベンチを飛び出し、笑顔で記念球を回収した。

 粋な計らいに応えた。2軍では39試合で打率1割3分9厘だったが、負傷のアルカンタラに代わって9日に初昇格。指揮官は「本当は昨日(9日)出そうと思ったけど、(昇格が)急きょすぎて両親が今日(10日)来るということで、変えました」と舞台を用意した。1、2打席目はともに3球三振。「真っすぐはすごいし、変化球も見たことない変化だった」とプロの洗礼も浴びたが、最後は執念で打球をはじき返した。

 岐阜第一高時代は通算27発、最速143キロで投打二刀流だったが、プロでは野手に専念。「行きの飛行機が一番緊張した。(空港の搭乗口も)迷って聞きまくりました」と“ガチガチ”だったが、スタンドで見守る両親の前で節目の一打を見せ、ビッグボスも「おめでとう」と祝福した。この日は全打席で初球をフルスイング。気持ちの強さを見せた187センチの大型ルーキーが、第一歩を踏み出した。

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