ロッテ・毛利海大「ルーティン化されていって今に至るという感じです」新人とは思えぬ落ち着きに高まる期待感

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ブルペンで投球練習するロッテ・毛利海大(撮影=岩下雄太)
ブルペンで投球練習するロッテ・毛利海大(撮影=岩下雄太)

 「特に変わることはなく、自分のペースでやっていけたらなと思います」。

 春季キャンプ一軍スタートで決まった際、このように口にしていたロッテのドラフト2位・毛利海大(明治大)はその言葉通り、都城春季キャンプでも「ブルペンの回数も自分のペースで入ったり、充実していますね」と、自分のペースを崩すことなく落ち着いて練習していた。

 新人だとアピールしたくなったり、良いところを見せようと力が入ってしまうところだが、練習中も“自然体”だ。学生時代から落ち着いていたのだろうかーー。

 「学生時代は下級生の時はあれですけど、上級生になるにつれて自分のやるべきことを見つけて、ルーティン化されていって今に至るという感じです」。

 都城春季キャンプ中のブルペンでも、「自分のペースで先輩方の邪魔にならないように自分のペースで投げています」と先輩投手が横で投げていても、変わらず自分のペースで投げ続けていた。

 6日のブルペンでは同学年の松川虎生が受けた。松川からは「いい球が来てるから、このまま上げていければいいね」との言葉をもらった。

 2月11日にはライブBPに初登板し、ソト、山口航輝を相手に20球を投げ、安打性のあたりはわずかに1本。変化球でタイミングを外す場面もあった。毛利の球を受けた寺地隆成は「変化球がゾーン内にまとまっていたり、低めに決まって、カーブとかもタイミングをずらしてファウルを取れていた。全球種レベルが高いなと思いました」と評価した。

 対外試合初登板となった2月17日の巨人との練習試合では、3-3の6回に登板すると、昨季打率.301をマークした泉口友汰を初球の146キロストレートで投ゴロに打ち取り、まずは1アウトをとる。続くリチャードも初球の145キロストレートで投ゴロに仕留め簡単に2アウトとすると、最後は荒巻悠を2ボール2ストライクから5球目の135キロスライダーで二ゴロで、対外試合デビュー戦はわずか7球、1回を無失点で終えた。

 「自分は試合を作ることがアピールできるところだと思うので、しっかり試合を作りながら、徐々に上げていきたいなと思います」。

◆ 目標は新人王

 毛利がプロ1年目に掲げる目標は“新人王”。

 新人王を獲得するためには、先発ローテーションで1年間投げる必要がある。1年間ローテーションを守るために必要なことについて、昨年12月に行われた新入団選手発表会で毛利は「まだ自分の中で1年間戦い抜くことはわからないので、いろんな方にお話を聞きながらやっていきたいと思います」と話していたが、都城春季キャンプ中に現在5年連続規定投球回に到達している小島和哉と食事に出かけ、「その際に生活面でどう過ごしていくのか色々聞かせていただきました。それこそ生活の部分、どういう調整をしたりしたらいいかお話しさせていただきました」と1年間ローテーションで投げるための過ごし方を聞いたそうだ。

 「怪我しないことが第一だと思って、そこからは実力の世界なので、どんどん自分の実力も上げてやっていきたいと思っています」。自分のペースで、一歩一歩階段を登っていく。

取材・文=岩下雄太

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