◆パ・リーグ　ソフトバンク４―３西武（５日・みずほペイペイドーム）

　ソフトバンク柳町達外野手が２安打１打点で打率を３割１分５厘に上げ、リーグトップに返り咲いた。２回先頭で中前打を放つと、５回１死二塁では８球粘り、左翼フェンス直撃の適時二塁打。今井の直球に力負けしなかった。「１打席目からいいアプローチができたので（５回も）追い込まれても、いい対応ができた」と１１試合ぶりのマルチ安打。小久保監督も「彼らしいヒット。まっすぐに負けずに力強い打球を打ち返していた。そんなに心配はしていない」と目を細めた。

　交流戦はＭＶＰに輝いたが、リーグ戦再開後に苦戦。４日に３０打席ぶりの安打を放った。柳町自身も「（無安打の）６試合は本当に長かったし、疲れたというか」と振り返りながら「きょうはタイミングよく打てた」と復調の手応えをつかんだ。タイミングが遅れ、焦ってボール球に手を出すことが多かったが、この２試合は改善。「あれだけ打っていても、３０打席も凡退しちゃうことがある。継続は難しいですけど、継続していくために、もっともっと試行錯誤を」と先を見据えた。

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