
◆パ・リーグ 楽天0―1日本ハム(23日・楽天モバイル)
ようやくあと1本までたどり着いた。楽天・浅村栄斗内野手(34)が2回、通算1999本目となる左前打を放った。出場5試合18打席ぶりに快音を響かせて、2000本安打に王手をかけ、「久々に(安打が)出て良かったです」。その後の2打席は凡退してこの日の達成はならなかった。7回1死一塁では遊ゴロ併殺に倒れ、「イメージ通りの球だったけど…。ちょっと力が入った感じ」と、悔しそうな表情を浮かべた。チームも今季7度目の完封負けで、借金も最多タイの5に増えた。
自己ワーストとなった35打席連続無安打のトンネルを抜けた9日の日本ハム戦後、翌日も1安打するなどその後の5試合で6安打を重ねた。「野球ってメンタルの部分が本当に大きい」と、しみじみと振り返る。後藤1軍打撃コーチも「状態も上がってますし、いいときに少しずつですけど近づいている」と金字塔はもう目の前だ。
15年から続いた連続試合出場は1346でストップも、この日も打席に入る度に歓声が起こった。大勢のファンも記録達成の瞬間を待っている。「早めに決めたいです」と、短い言葉に思いを込めた浅村。2試合続くホームの大観衆の前で節目の一打を放ち、喜びを分かち合う。
(有吉 広紀)
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