
◆パ・リーグ 楽天4X―3ロッテ(13日・楽天モバイル)
同点の9回に5番手で登板した西口直人投手が、無安打2奪三振無失点とサヨナラ勝ちを呼び込む力投をみせた。23年9月に右肘のトミー・ジョン手術を受け、一時は育成契約となったが、今年2月に支配下登録に復帰。22年8月14日の西武戦以来、実に1003日ぶりとなる白星をつかんだ。祝福するチームメートから水をかけられたり、足をかけて転ばされて地面に寝転んでいたが、「去年はこういう場所に立てなかったので、水かけとか、浅村さんがこかして(転ばせて)きましたけど、それもうれしかったです」と振り返った。
「ずっとファームで見てきたし、去年懸命にリハビリする姿も見てきた。感慨深いというか、思うこともある」と話した三木監督は、「1年間トータルで頑張ってもらいたいし、チームの力になってもらいたい」と期待。今季はこの試合を含め、11試合計10回1/3を投げて防御率0・00、8ホールドと安定した成績を残している。「任せられた場面をゼロで抑えることを心がけて、1試合1試合大事に投げていければ」と意気込みを語った西口が、これからも全力で立ち向かっていく。
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