
◆オープン戦 日本ハム2―0楽天(23日・名護)
日本ハムの今川優馬外野手(28)は23日、楽天とのオープン戦(名護)で今季初の対外試合で初スタメン。2回に先制の左越え適時二塁打を放ち、1軍生き残りへアピールした。
走り出した今川は、思わず「よっしゃー!」と口にしていた。2回1死二塁で迎えた第1打席、楽天の先発・藤井の139キロを捉えた。左翼フェンスを直撃する先制の適時二塁打。フルカウントからの一打を「追い込まれはしたんですけど、八木(打撃)コーチが最近『長打が出てない』って悩んでいたので、もうここは思いっきりいったろうと思って、しっかり振れました」と笑顔で振り返った。
新庄監督からの一言で力が抜けた。試合前に「試合になったらフォームのことを考えるより、来た球を思いっきりしばけ」と声をかけられた。米国自主トレから取り組む、体が突っ込まない新フォームに取り組んでいる最中。フォームに意識がいきがちだったが「迷いなく強く振れた結果」とうなずいた。
最初の打席で結果を出したが、その後の3打席は凡退。松本剛、浅間、五十幡、万波、矢沢、水谷ら最も激しい争いが続く外野陣の中で、まだまだアピールは足りない。「打ち続けるしかない。毎日がラストチャンスだと思ってますし、死に物狂いで何とか食らいついていきたい」。多くはないチャンスを、何とか結果に結びつけていく。
関連ニュース
・【日本ハム】2年目・明瀬諒介がオープン戦初安打 左翼線二塁打に「リラックスという感じで打ちました」
・【日本ハム・最年長39歳・宮西尚生「真っ直ぐは出来上がっている」 今季初実戦、最速140キロ1回2K完全】
・【日本ハム】山崎福也「人気出そうな感じ」明大後輩楽天・宗山斬り 今季初実戦で2回完全
・【日本ハム】ドラ5・山縣「9番・遊撃」で先発 明瀬と共に2軍から参加 楽天とオープン戦
・【日本ハム】河野竜生が侍フォークで0封…今季実戦初登板で「空振りをとれたのが評価できる」