
◆パ・リーグ 楽天0― 2ロッテ=延長10回=(3日・楽天モバイル)
楽天・則本昂大投手(32)が3日のロッテ戦(楽天モバイル)で先発し、今季最長の8回を投げ5安打無失点と好投した。打線の援護がなく初勝利はまたもお預けとなった。チームも完封負けで連勝は3でストップした。
冷静にアウトを重ねていたエースが感情を爆発させた。同点の8回。先頭の中村奨に中前へ打球を運ばれると犠打で進塁されピンチを招き、なお2死二塁。平沢を136キロのフォークで二ゴロに仕留めると大きく拳を握り雄たけびを上げた。「相手ピッチャーもいいピッチャーだったので、何とか辛抱強く投げられた」。気迫の投球に球場は大きな拍手に包まれた。6回にも2死三塁と走者を背負ったが、得点を許さず粘りのピッチングを披露。仲間を信じ、試合をつくった。
4月4日の西武戦(楽天モバイル)で本拠地開幕投手を務めてから4度先発し、計25回1/3を投げたが、マウンドにいる間、チームは無得点という状況が続いている。石井一久監督は「味方の援護を待つという状況を常につくってくれていた。いいピッチングだったと思います」とねぎらいの言葉をかけた。遠い1勝目をつかむため、今季11年目のエースは辛抱強く腕を振り続ける。