
オリックス・中嶋聡監督(54)が29日、先発候補増員で山本(ドジャース)と山崎福(日本ハム)の穴を埋める構想を明かした。リーグ3連覇を果たした今季はエースと左腕で計27勝、294回1/3を消化。「この2枚が抜けるのは大きいと思う。(穴を)埋めるんだ、という投手が何人も何人も出てくれたら、また違ったチームになる」と新戦力の台頭を望んだ。
現時点で宮城、山下、田嶋、東の4人が軸。残り2枠について「競争になる。曽谷であり、椋木であり、斎藤響介であり。いますよ。まだ、名前は」と具体名を挙げていった。新人だった曽谷はレギュラーシーズン最終戦だった10月9日のソフトバンク戦(京セラD)でプロ初勝利をマーク。高卒1年目で1軍の先発マウンドを踏んだ斎藤、椋木とともにトミー・ジョン手術明けとなる左腕・富山も先発転向を視野に入れる。
日本ハムからトレードで吉田が加入し、現役ドラフトでは狙い通りに中日・鈴木を指名。助っ人でも今季までロッテでプレーした変則右腕・カスティーヨの獲得に動いている。「来年はまた、苦しい一年になるということです」。看板打者の吉田正が抜けた今年も、巧みな用兵でライバル球団を圧倒した中嶋監督。知恵を絞り、さらに大きな難局を切り抜ける。(長田 亨)