宮本和知氏も興奮…吉田正尚のサヨナラ弾「中嶋監督が勝たせた試合、打たせたホームラン」

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サヨナラ2ラン本塁打を放った吉田正尚を迎える中嶋聡監督(カメラ・石田 順平)

◆SMBC日本シリーズ2022第5戦 オリックス6x―4ヤクルト(27日・京セラドーム)

 これぞ4番。小さな巨人、ここにあり―だよ。4番っていうのはこうでなきゃ。

 吉田正は初球インローにズバっと決められて、2球目の浮いたスプリットを1球で仕留めた。マクガフは勝負を焦ったかな。先頭四球の後のバントで楽になったはずなのに、自分のエラーで首を絞めてしまった。そうは言っても吉田正を褒めるしかないよ。

 これは中嶋監督が勝たせた試合、打たせたホームランでもある。第4戦でイニングをまたいで勝利の立役者となった宇田川と山崎颯を、ベンチから外していたよね。

 昨日は1―0。投手で勝ってくれた試合だ。今日は野手で勝つぞ。打って勝とうじゃねえか―

 2人をベンチから外したことは、こんなストレートなメッセージになった。そして、そのメッセージが野手、ベンチ入りした投手にも響いた。選手に責任を持たせた、とでも言うのかな。そして最後は4番が最高の形で責任を果たした。監督の思いがしっかり選手に伝わっている。本当にいいチームだよね。

 仮に2人をベンチ入りさせていたら、1点リードの6回、近藤のところで使ってしまう。第7戦まで戦うことを見越して、中嶋監督は思い切った。宇田川と山崎颯を使わず第5戦を取ったことで、2人は28日の休養日も含め、フレッシュな状態で第6戦を迎えられる。2勝2敗1分けのタイではあるけれど、こういう劇的な勝ち方をしたことで、オリックスが優位に立ったと言っていいんじゃないかな。(スポーツ報知評論家・宮本和知)

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