
◆日本生命セ・パ交流戦 2025 巨人1―4日本ハム(19日・東京ドーム)
日本ハムの北山亘基投手がノーヒットノーランを逃した。9回1死まで無安打ピッチングも巨人・大城に右翼席へソロ本塁打を許した。あと2人抑えれば24年6月7日のロッテ戦(マツダ)で成し遂げた広島・大瀬良大地以来、史上103度目(91人目)の快挙だったが、ならなかった。試合はこの1点に抑え、今季5勝目をマークした。
試合後、北山は「最後、大城選手にいいバッティングされて、悔しいです」とポツリ。それでも「いままで味わったことのない声援。凄く貴重な経験でした」と盛り上がる球場の声援に感謝した。
21年にドラフト8位で入団し、支配下全体で77人中76番目の“ブービー”指名。22年には新人で開幕投手を務めるなど新庄監督に期待された26歳がプロ4年目が快挙にあと一歩と迫った。
北山は1番の丸佳浩は遊飛、2番の中山礼都は中飛、3番の泉口友汰は左飛で初回を終えると、その後も快投を続け巨人打線を沈黙させた。最初の一巡はフライアウトが4つとタイミングを外し、2巡目に入ってもポイントをずらし芯をとらえさせなかった。
7回に2死から泉口友汰に四球を与え、パーフェクトは崩れたがその後も無安打ピッチングを継続。8回も代打で登場した東京ドーム1000試合出場の坂本勇人を左飛に抑えるなどノーヒットを継続した。
だが9回、先頭のオコエを二飛としたが、ファウルで粘られた影響か、次の大城にソロ本塁打を喫して金字塔はならなかった。
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