
レッドソックス傘下3AウースターをFAとなり、ソフトバンクに移籍した上沢直之投手が25日、福岡・筑後市のファーム施設で自主トレを公開。前日24日に福岡入りし、1年ぶりに散髪したことを明かした。
昨年12月26日の入団会見には、肩まで伸びた髪をオールバックで整えて臨んだ。「アメリカに行ってたこともあって、ほぼ1年間切っていません」と話していたが、この日は後ろ髪をバッサリ。サラサラの前髪をなびかせてポール間ダッシュなどのメニューをこなした。「しっかり切ったのは1年ぶりですね。きのう切りました。(福岡で切った?)そうです。知り合いの方のいとこがやってるところで」。新天地での“元日”を前に心機一転、さっぱりと気持ちを入れ直したと強調した。
キャッチボールは、現役ドラフトで加入した前DeNAの上茶谷大河投手をパートナーにして行った。「もともと友達じゃない。ファイターズの時、初対面なのに知り合いみたいに話しかけてきて。それからです。(なれなれしい?)面白いヤツだなという感じです」と、まずは新戦力同士で打ち解けたようだ。
23年まで日本ハムに在籍し、24年1月にポスティングシステムでメジャー移籍。その1年後に国内他球団に移籍した。古巣の新庄剛志監督は、今月8日に「ああいう決断されたのはすごい悲しい」と話し、20日の12球団監督会議の席でも「ポスティングで行って1年でダメでソフトバンクに行く。この流れはやめてほしい」と持論を述べた。報道で厳しい“エール”を見聞きした上沢は「どこに行ってもやることは変わらないですし、しっかり自分の野球をやるだけ。そこに関して変わることはない。しっかり野球で頑張りたいと思います」とボスの言葉を受け止めつつ、前を向いた。
今月23日まで沖縄・宮古島で、日本ハムの中島卓也内野手、山本拓実投手、元日本ハムで現ヤクルトの高梨裕稔投手、同じく現巨人の田中瑛斗投手らと合同自主トレを行った。マウンドから捕手を座らせた投球もこなしており、昨年9月に痛めた右肘も「けがとか痛みに関しては、今のところ問題ないかなと思っています」と万全を強調。先発争いのサバイバルを勝ち抜く準備はできている。
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