【侍ジャパン】栗山英樹監督、「3・11」先発で勝利投手・佐々木朗希の投球は「思いを届けるように見えました」

スポーツ報知

4回途中でマウンドを降りた佐々木朗希を迎えグータッチを交わす栗山英樹監督(カメラ・竜田 卓)

◆カーネクスト2023 WBC東京プール ▽1次ラウンドB組 日本10―2チェコ(11日・東京ドーム=観衆4万1637)

 第5回WBCで2009年の第2回大会以来3大会ぶりの優勝を狙う侍ジャパンは、1次ラウンド(R)3戦目でチェコを下し、無傷の3連勝となった。

 先発マウンドに上がったのは、ロッテ・佐々木朗希投手。12年前の11年3月11日。当時9歳だった朗希は、岩手・陸前高田市の高田小で震災を経験した。生まれ育った街は津波にのみ込まれ、父・功太さん(当時37歳)と祖父母は帰らぬ人となった。自宅も流され、母・陽子さんと兄、弟の4人で老人ホームでの生活を余儀なくされた。

 忘れることの出来ない「3・11」にWBCデビュー。初回に先取点を献上したが、3回2/3を66球、2安打1失点(自責0)、8奪三振でWBCでは日本人最年少の勝利投手となった。「チームが勝って良かったと思いますし、自分自身も最低限の仕事はできたかなと思います」と振り返った。

 栗山英樹監督は、右腕について「まずは本当に1球1球、魂を込めて目いっぱい投げる朗希の姿がベンチにもすごく感じられて、球のスピードとか、ボールとかそういうことよりも、なんか彼に色んなことを感じながら、ボールを投げるよりも思いを届けるように見えました。朗希だけではなく東北出身の選手たちがけっこうジャパンにいる中で、色んな全ての思いがあったと思うけど、もし今日の試合を見ていただいて、少しでも何か楽しかったり、笑顔になれたり元気になっていただけたら幸せです」と話した。

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