
今季はアカデミーコーチを務め、今秋から就任した青山浩二投手コーチ(40)の人気企画「一投両談」が最終回を迎えた。パ・リーグワーストとなる防御率3・52に終わった投手陣の立て直し、海外FA権を行使した守護神・松井裕樹投手(28)の代役探しなど山積する課題に対する取り組みについて明かした。
解説者として外側から見ていた立場で感じた投手陣の改善点は、前半戦は昨季の勝ちパターンの不調で松井裕につなぐ中継ぎがなかなか安定しなかったことが挙げられます。
後半戦に入って渡辺翔と内が入ってきて安定してきました。新しい戦力だったので、その点はとてもよかったと思います。しかし、前半から中盤までの失点数が響いて防御率がリーグワーストの3・52と、かなり悪くなってしまった。奮闘はしていましたが、やはり継投で失点する印象がありました。ビハインドの場面から出ていく投手にも「ここで自分が抑えて流れをもう一度持ってくる」という思いでマウンドに立ってほしいです。
先発陣を含めて勝ち負けが続く“オセロ”みたいな状況が続くなど、なかなか連勝ができなかったところもチームを勢いづかせられなかった要因でしょう。来季はカード頭をしっかり取れるように任せられた投手に奮闘してもらいたいです。
来季を迎えるにあたって一番最初に直面する課題は松井裕の穴をどうやって埋めるか。新しく今江監督になって、これまでにない大胆な策を取ってもいいのではないかという思いもあります。
抑えをやる要件としては他球団から見たら「逆転のチャンスがないな」とか、仲間から「こいつが打たれたら仕方ないよね」と思われるような投手が抑えをやるべきだと思います。私、個人としては狙って三振を取れる人がやることがベストかなと考えています。
配置転換も重要です。中継ぎで53試合に登板した内が先発に挑戦する話もあります。まだまだ粗削りなところもありますけど、先発の素質はあると解説をしながら思っていました。変化球でストライクも取れるし、大崩れもしない。身長も高いですし、内の印象としては、尻上がりに調子を上げていくタイプなのかなと感じます。今季の終盤には3イニングを投げた試合もありましたし、適性はあると見ています。
3年ほど前から先発陣がこの先薄くなるなと感じていました。なかなか若い先発が出てきていなかったので、ちょうど今色々と可能性を探っている状況です。新しい取り組みというか、様々な選手を試していこうと話してはいます。
持ち球教える 内が先発にいくことで中継ぎも新しく入れ替わりますし、これまで先発していた選手が中継ぎに転向する可能性も大いにある。松井裕が抜けた穴を既存の選手で埋めないといけない。三振を取れて、なおかつストライク率も高い投手になる。優先事項は後ろを固定するところからでしょう。
投手コーチとして今江監督からは「どんどん投手には持ち味を教えてほしい」と言われているので、自分の持ち球だったシュートやスライダーなど教えられるものがあれば、投球の選択肢を広げられるように教えていきたいです。これからは指導者としてチームを支えていきますので、引き続き応援をよろしくお願い致します。