「トイレで僕が気づかない間に大谷さんに…」侍・宮城大弥 3年前の強烈な出会いに照れ笑い

スポーツ報知

投内連係で三塁へ送球する宮城大弥(カメラ・安藤 篤志)

 2大会連続でWBCに出場するオリックス・宮城大弥投手(24)は、ハッピーエンドだけを思い描いている。23年の世界一を経験している一人。忘れられないのがシャンパンファイトだ。侍ジャパンに関わる全員が笑顔でいられる空間。「WBC連覇へ 侍語る」の第2回で連続世界一を約束し、ユニークな表現でドジャース・大谷翔平投手(31)やパドレス・ダルビッシュ有投手(39)への思いも明かした。(取材・構成=長田 亨)

 2大会連続のWBCでも、宮城に慣れはなかった。

 「緊張が真っ先に来ます。あとはプレッシャー。感じ方も種類も、前回と一緒です。世界一を取ってからずっと、期待を感じています。これはもう一生懸命、頑張るしかないです」

 23年大会は1試合に登板。1次ラウンドのチェコ戦(東京D)で5回1失点と好投した。21歳で世界一を経験し、シャンパンファイトには特別な思いがあった。

 「またやりたいですね。悔しかった人も、シャンパンファイトの瞬間はそういう感情を忘れていると思う。全員が笑顔でいる空間って、どの世界を見てもなかなかないので。だから、もう一回やりたいです」

 侍ジャパンの大黒柱は大谷だ。3年前の出会いを振り返ると、照れ笑いした。

 「ある時に佐々木朗希と並んでトイレをしていて、僕が気づかない間に朗希が大谷さんに替わっていたんです。完全な勘違いでタメ口で話してしまって。そこから頭の中がおかしくなってしまいました…」

 大谷から「タメ口で来いよ!」と“許可”されたのは有名な話。同じ空気を吸えたことがうれしかった。

 「翔平、って呼ぶと『おっ、いいやん』って。もちろん冗談ですけど。大谷さんがすごすぎて正直、何を話したか覚えていません。でも、仲良くしてくれたと思っています(笑)」

 14日にスタートした宮崎キャンプにアドバイザーとして参加しているダルビッシュは、投手、人間として尊敬する先輩だ。

 「3年前、僕がダルビッシュさんをスマホの待ち受け画面にしていました。それが偶然、同じエレベーターに乗っていたダルビッシュさんの目に入って。『めっちゃうれしいわ』と言ってくれたんです。きっと小さなことのはずなのに、喜んでくれて。本当にすごい人だなと思いました」

 待ち受け写真は、前回の宮崎合宿中の休日に2人でこいだスワンボートの写真だ。

 「今度はスワンボートでサンディエゴまで送ろうかな(笑)。ゲームの世界でも現実でも、誰もが知るのがダルビッシュさん。その人と野球を通じて近くなれて、自分の成長も実感できました。でも、立ち止まってはいけない。もっと頑張らないといけません」

 1月には結婚も発表した。唯一の01年世代。自分らしく戦うつもりだ。

 「圧倒的な投手が一人います。佐々木朗希が世代でトップだと思いますし、その世代で一番になろうなんて思っていません。一アスリートとして、彼のことを尊敬しています。僕はまだまだ。僕らしく、頑張って打者を抑えたいです」

 前回は米国で登板ができなかった。少し大人になった左腕は、目を輝かせた。

 「特に米国代表のメンバーはすごいです。誰でも知っているような名前の人と戦ってみたい気持ちもあります。見て勉強、学んで勉強、戦って勉強です。いい結果で終わって、最後は全員で笑いたいですね」

 〇…宮城にとってダルビッシュとは前回大会の23年以来となる再会。この日は野球に関する質問を控え「忙しそうだったので…。元気? みたいな感じで。素晴らしい人間性で、すごい先輩だと思います」

 ◆宮城 大弥(みやぎ・ひろや)2001年8月25日、沖縄・宜野湾市生まれ。24歳。興南では1、2年夏に甲子園出場。3年時はU18日本代表に選出され、19年のドラフト1位でオリックス入団。21年に13勝を挙げ、パ・リーグ新人王を受賞した。23年のWBCでは世界一に貢献。通算成績は115試合で49勝29敗、防御率2・48。171センチ、85キロ。左投左打。年俸2億2000万円。既婚。

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