◇東北楽天対千葉ロッテ 第23回戦（15日・楽天モバイルパーク宮城）

　東北楽天のドラフト4位ルーキー・江原雅裕投手がプロ初勝利をマークした。

　7回以降、両リリーフ陣がスコアボードに「0」を並べ、4対4と同点で迎えた12回表。江原投手は先頭の代打・岡大海選手に内野安打を浴び、犠打で1死2塁とピンチを招く。続く打者四球を与えると、すかさず遊撃手・村林一輝選手がマウンドへ。会話の後、藤岡裕大選手の打席ではカウント2-0とボール球が先行し、ここで鈴木大地選手も声を掛ける。内野陣に励まされた江原投手は、直球を4球続け、最後は遊併殺に打ち取った。

　チームは直後の攻撃で先頭の小郷裕哉選手が球団通算2000号となる2号ソロを放ち、サヨナラ勝利。江原投手に白星が舞い込んだ。日鉄ステンレスから入団し、1年目の今季は24試合に登板し、26イニングを投げ自責点3、防御率1.04と安定感のある投球を継続。5回以降、味方のリリーフ陣が完全投球で抑えるなど重圧のかかる場面で、堂々たる投球を披露した。

◇江原雅裕投手 初記録
初登板　2025年3月28日 オリックス戦
初ホールド　2025年6月15日 阪神戦

文・横山蒼

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