
◆パ・リーグ 楽天2―3オリックス(24日・楽天モバイルパーク)
オリックス・若月が、一振りで流れをたぐり寄せた。2―1の7回無死、1ボールから鈴木翔の直球を捉え、左越えに5号ソロ。「楽天戦が大事というのはすごく分かっていたので、勝ち越すことができてよかった」。7月12日の日本ハム戦(エスコン)以来となるアーチよりも、CS争いの天敵からの1勝を喜んだ。
7月に月間打率3割9分3厘をマークすると、今月も同3割4分8厘と好調を維持。右太もも裏のけがで離脱中の同学年・森のカバーはもちろん、見えない部分での貢献も忘れない。守備では投手が四球でピンチを招くと「向かってこい」とマウンド上で激励。「若月さんの気配りはすごい。マイナスな言葉ではなくて、すごく前向きな気持ちにさせてくれる」。5試合でコンビを組む新人・寺西が感謝するように、さりげない言葉ひとつで何度もピンチを救ってきた。
チームは貯金を4に戻し、26日から京セラD、ほっと神戸でロッテとの2連戦を戦う。「また(ホームに)帰ってから、気を緩めずに頑張りたい」。選手会長として、残り32試合も最前線で引っ張り続ける。(南部 俊太)
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