
◆パ・リーグ 日本ハム7―1楽天(4日・エスコンフィールド)
日本ハム・水谷瞬外野手(24)が新庄ハム“第2章”の号砲を鳴らした。初回の第1打席、早川の145キロ直球を左翼へ先制の6号先頭打者本塁打。「1番を打っている人しか先頭打者ホームランは打てない。(1番の時は)常に打ちたいと思っていた」。昨年9月14日の楽天戦(楽天モバイル)以来の先頭弾は、昨季から通算5本目。そのうち3本を早川から放つキラーぶりを発揮し、白い歯を見せた。
まさに“開幕弾”だった。新庄監督はソフトバンクに3連敗し、首位陥落した3日の試合後、「明日から開幕戦。第2章。本当のスタート」と気持ちをリセットしていた。6月15日の広島戦以来5カードぶりとなった本拠地・エスコンでのゲームに「気分が変わる。落ち着きが取り戻される」と地の利も生かした。
水谷は同点の3回に決勝の適時二塁打を放つと、7回にもこの日2本目となる7号ソロで3安打3打点。昨季6月2日のDeNA戦(エスコン)では、左中間フェンス奥のサクを直撃してグラウンドにはね返った打球が、ルール上は本塁打だったものの、二塁打と判定された。その次の打席で本塁打を放ったが、1発目は幻となっていた。この日はしっかりサク越えして正真正銘の1試合2発。「出来すぎ。2発目はおまけみたいなもの」とはにかんだ。
チームは連敗を3で止め、首位オリックスに0ゲーム差のまま2位に浮上した。指揮官は「(順位が)行ったり来たりでファンの方も楽しい。これが1か月半くらい続いてどこが抜け出すか」と混パを大歓迎。9年ぶりのリーグ優勝へ新章が幕を開けた。(川上 晴輝)
関連ニュース
・【日本ハム】KABA.ちゃんが振付考案 ファイターズガールとスペシャルダンス「サビの部分に注目して」
・日本ハム・新庄監督「明日から開幕戦。第2章。本当の開幕戦」ソフトバンクに3タテを食らうもニヤリ
・【日本ハム】新庄剛志監督が金村尚真に“真夏のミニキャンプ”指令「フラフラになるぐらいまで走り込んで」
・【日本ハム】まさかのリクエストで逆転サヨナラ負け 新庄剛志監督「審判が言うなら仕方ない」
・【日本ハム】新庄剛志監督「ただ勝ちがつかなかっただけ」 北山亘基が完投負けも防御率トップ浮上