【オリックス】新米パパ・田嶋大樹が新球ナックルも駆使し6回1失点で4勝目「若月さんのおかげです」

スポーツ報知

2025.6.20(金) 05:00

ガッツポーズする田嶋大樹(カメラ・朝田 秀司)

◆日本生命セ・パ交流戦 2025 中日1―6オリックス(19日・バンテリンドーム)

 オリックス・田嶋は言葉にも投球術にも、奥行きを見せた。「若月さんのおかげです。しっかり組み立ててくれているので、本当に若月さんのミットを信じて投げているだけです」。過去2戦2敗だった中日に初勝利。6回を1失点で4勝目をつかむと、真っ先に女房役を立てた。

 11日のDeNA戦(京セラD)で初めてナックルを投げた。同僚の九里にも知恵を借りた無回転の新球。試合当日のブルペンで「緩い球がうまく扱えて、他の球が生きる」と発見した。この日は2球。初回2死に岡林から2ストライク目の空振りを奪い、4回2死では佐藤を中飛に仕留めた。最速は149キロ。89キロのチェンジアップと緩急差も生かした。6回2死一、二塁では細川を空振り三振。珍しくガッツポーズもした。

 先月には第一子が誕生。心身充実の左腕は「(ナックルは)そんなに長く続く球ではないと思っている」と冷静さも持ち合わせていた。チームは3カード連続で勝ち越し、3年連続の交流戦勝率5割以上を確定。4年ぶりの優勝にも望みをつないだ。白星と進化のヒントまで持ち帰った背番号29。やはり欠かせない。(長田 亨)

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