
◆日本生命セ・パ交流戦2025 楽天5―4阪神(14日・楽天モバイル)
途中出場の楽天・石原彪捕手が延長10回2死一、二塁から、サヨナラの左前適時打。今季13打席目での初安打&自身初のサヨナラ打で勝利を引き寄せ、「初のヒットだったんで、ホンマにうれしいって感じです」と喜んだ。幼少時から、阪神ファンで甲子園に何度も足を運んでおり、「(現監督の)藤川さんなんて、テレビで見ていた人だった」。自軍がピンチのときに響くチャンステーマでさえも「なんか、すごいなって感じになりました」と振り返ったが、最後は自身のバットで阪神ファンを沈黙させた。
守備でも9回、同点とされた直後の1死満塁で、ライナー性の当たりだった二ゴロを本塁封殺で送球を受けた後、一塁走者のスタートが遅れたのを見て二塁に送球して併殺を完成。落ち着いたプレーでピンチをしのぎ「見えていたのでよかった」と言いながら、「宗山がタッチしてたんで(注・封殺のためタッチは不要)、何してんねん、と」とここでも冷静だった。2軍時代から石原を見続けている三木監督も「1軍でこんなこともできるようになったのか、と」と評価。ここから調子を上げ、定位置奪取へ攻守ともにアピールしていく。
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