【ソフトバンク】秋広優人の移籍初打点が決勝点「試合の結果についての囲みはなかった。ようやく」

スポーツ報知

2025.6.14(土) 05:00

試合後、ヒーローインタビューを終えて正代(中)とどすこいポーズで記念撮影する秋広優人(左)とリバン・モイネロ(右)(カメラ・岩田 大補)

◆日本生命セ・パ交流戦 ソフトバンク4―1DeNA(13日・みずほペイペイドーム)

 正真正銘のヒーローとなった。ソフトバンク・秋広優人内野手(22)が、4回2死二、三塁、ケイから先制の左前2点適時打。今季初、移籍初打点が決勝点となると、6回にも左前安打で同じく初マルチをマークした。「散々、囲み取材もしてもらいましたけど、なかなか試合の結果についての囲みはなかった。ようやくできて良かったです」と、笑顔を見せた。

 11日の古巣・巨人戦ではスタメンで二塁打。敗戦後に報道陣に取り囲まれる姿を見た巨人・坂本からは「お前、何もしてないやん」と突っ込まれた。「名球会(選手)にはあんまり言えない…」と、頭の上がらない存在。舞台裏では12日の試合後も食事に連れて行ってもらい、「アゲ飯でした」と坂本効果を発揮した。

 ケイの決め球のカットボールは右打者の対応が難しいとみて、小久保監督はスタメンに8人の左打者を起用。期待に応える秋広の一打を「めちゃくちゃ大きい。勝ちに貢献できて忘れられないヒットになったんじゃないですか」と褒めた。王会長も「どんどん使って行ってさ、ああやってね」とさらなる飛躍を願った。

 日本相撲協会とのコラボ試合で、ヒーローは大相撲風の呼び出しだった。秋広は本拠地初のお立ち台に上がる前に力強い四股を踏み、「背が高いのでどこからでも見えると思うので、これからも応援よろしくお願いします」と自己紹介。5月12日にトレードで加入した福岡ではホテル生活が続くが、ようやく自宅も決まった。新しい土俵で、チーム内の番付をどんどん上げていく。(島尾 浩一郎)

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