
日本ハムの伊藤大海投手(27)は5日、先発する6日のDeNA戦(横浜)に向けエスコンで最終調整。DeNA先発のトレバー・バウアー投手(34)との投げ合いを歓迎した。敵地開催で打席に立つ機会もあり、サイ・ヤング賞投手のボールを体感し、吸収するつもりだ。開幕から中6日を守ってきた右腕は、今回初めて間隔を空け、中9日での登板。蓄積していた疲れも癒やし、万全の状態でマウンドに上がる。
順調な調整に、伊藤は笑顔で報道陣に応じた。6日のDeNA戦(横浜)は今季初めて間隔をあけ、中9日での登板。調整について聞かれると「しっかりバット振ってきました」とニヤリ。「バント。バントしっかり決めます」と打席に立つ交流戦へ、高揚感をにじませた。余分にもらった3日間はリカバリーに努め、4日の試合前にブルペンでピッチング。時間を有効に使い、準備を整えてきた。
楽しみにしていた相手との投げ合いが実現する。DeNAの予告先発は中4日のバウアー。「すごく楽しみですし、リスペクトするピッチャーの1人なので。彼の投球を見ながら勉強しながら、自分自身もピッチングできたら」。メジャーで活躍していた頃から注目する投手の1人で、試合前の遠投はバウアーを参考に取り入れたものだ。
今回は幸運にも、打席に立てる敵地での対戦。「サイ・ヤング賞のピッチャーのボールを生で見られることもなかなかないと思うので、それはすごく楽しみ。見え方だったり打席で吸収できるところがあると思うので、そういうイメージで立てたらなと思います」。特に見てみたい球種がある。「カーブがどうしても見たいんで、カーブを投げてくれるまで何とか打席に立てるように工夫します」と笑った。
横浜スタジアムでの登板は、“追いロジン”でも話題になった21年の東京五輪以来。無観客だったこともあり、あまり印象はないという。DeNA打線には「牧選手、佐野選手、オースティン選手、度会選手、宮崎選手、いいバッターばかりなので、気をつけながら窮屈にならないようにしっかり投げられたら」と語った伊藤。バウアーとの投げ合いを楽しみながら、チームには白星をもたらす。
(山口 泰史)
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