
◆練習試合 台湾・味全3―12 日本ハム =特別ルール=(24日・名護)
状況と役割も加味しながら、水谷が全方向に打ち分けた。1、2回は五十幡を無死二塁に置いて、いずれも右前打。6回2死一塁で左前打を放つと、8回の第6打席は中前打で出塁し4安打の固め打ち。3本目の後、新庄監督から「終わらんからもういいよ」と声をかけられながらも放った4本目に、「出ちゃったっすね」と笑った。
松本剛、矢沢らを含め外野の定位置争いとも直結する1、2番争い。今季初の2番起用に応えた。「ジャッジとかベッツとか、格好いいじゃないですか」と好きだという2番。初回無死一塁では五十幡の二盗を待つなど、黒子的な役割もしっかり果たし新庄監督も「やっぱつながりますよね。だからこれだけ点数が取れた」と高く評価した。
3月に入ると侍としての活動も待っている。「全国の野球少年が見てる。恥ずかしいところは見せられないですし、子どもに夢を与えてなんぼのプロ野球選手」と水谷。最高の形でキャンプ地・名護での実戦を終え、台湾遠征、侍ジャパンと多くのファンに名前を売り込んでいく。(山口 泰史)
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