
オリックスのドラフト1位・麦谷祐介外野手(富士大)が14日、宮崎キャンプの休日を返上し、練習に励んだ。今年の対外試合初戦となる15日のソフトバンク戦(午後12時30分開始、SOKKEN)に向けて、室内での打撃練習などで調整。「やっぱり大学時代から1日たりともバットを振らない時期がなかった。動いているボールを打ちたかったので、素振りだけじゃ足りずに来ました」と汗を流した。
13日の紅白戦には「6番・中堅」で先発し、2打数無安打。それでも、2打席目には鋭い当たりの二ゴロが飛び出すなど「やっと実戦感覚が少しずつ、戻ってきた。ボールのラインが見えてきた」と、確かな手応えもあった。
先発出場が見込まれるソフトバンク戦に向け「まずは楽しむこと、思いっきりプレーすることが求められると思うし、僕自身もアグレッシブなプレーが持ち味。ちっちゃくならず、リラックスして、いつも通りやりたい」と意気込んだ。
一方、同4位・山中稜真捕手(三菱重工East)も「ずっと社会人の時からオフの日も体を動かしていたので、動かせる機会があるなら」と、麦谷とともに打撃練習。捕手登録ながら、今キャンプでは主に外野の練習に取り組む左打者は「ミスを恐れず、守備も打撃も走塁も積極的に仕掛けていきたい」と、初の対外試合へ決意を込めた。