
初めて1軍で開幕を迎えたロッテの横山陸人投手(22)が、2日までにスポーツ報知のインタビューに応じた。佐々木朗希と高卒同期入団で、最速156キロの強度のある速球が魅力のサイド右腕。成長著しい“和製ディアス”が、昨季2位の雪辱を期すチームのリリーフ陣を支える。(取材・構成=竹内 夏紀)
初の開幕1軍となった横山の今季最初の出番は、独特な緊張感が漂う本拠地ZOZOでの開幕戦(3月29日・日本ハム戦)にやってきた。
「やっぱりオープン戦との緊張感の違いもありましたし、ファンの方の声の大きさ、迫力は本当にすごかった。それをまず経験できたのはすごくこれからも生きてくるのかな。(開幕1軍は)1つ目標にしていたので、よかったのかなと思います」
8回に3番手でマウンドに上がると、1死から単打を許したが、最後は自ら投ゴロを処理して併殺打に。今季初登板で得られた収穫は大きかった。
「思ったボールの100%を投げられたわけではないけど、しっかり変化球や、まっすぐを強く投げることを落ち着いて考えられていた。100%を出せない試合は、これからシーズン通して出てくると思うけど、そこでいろんな引き出しを持っていければいい。それは、中継ぎにとってすごく大事ですね」
最速156キロを誇る右腕がサイドスローになったのは、千葉・専大松戸高2年の終わり頃だった。
「元々スリークウォーター気味だった。小学校~中学年まではキャッチャーと外野。高2ぐらいからピッチャーを始めた。1回アンダースローをやって戻したら今の腕の高さになった。一番投げやすかったのがサイドスローでした」
強度のある直球を武器にする横山の理想は、メッツに所属する守護神E・ディアスだ。
「エドウィン・ディアス投手はスリークウォーター気味ですけど、体の使いはトップレベルで、真っすぐの強さがある。今、僕も取り組んでますが、高めの真っすぐで空振り、フライを取るような投球をしている。高めの強い球で空振りを取るのは魅力です」
グラウンドを離れれば、等身大の22歳。好きな漫画は、千葉・浦安市に住む過剰に元気な小学生・大沢木小鉄とその家族たちの日常を描いたギャグコミック「浦安鉄筋家族」だという。
「浦安鉄筋家族は、おもろいですよね~。ばかばかしくて好きです。小学生の時に漫画で見て、そこからずっと今でも見てます。佐藤二朗さんでドラマ化もしたのも見ました。一番好きなキャラクターは『大鉄』です。(主人公の)おとうさんでヘビースモーカー。あのクズさがおもしろいです(笑い)」
昨季は自己最多38試合に登板。2勝3敗、8ホールド、1セーブ、防御率5.26の成績を残した。勝ちパターン入りも期待される“和製ディアス”が、昨季2位の雪辱を期すチームを支える。
「昨年は色々経験させてもらったので、しっかり自分の糧にして。チームの優勝に少しでも貢献できればと思います。もちろん勝ちパターンで投げるのが個人的な理想ですけど、チームの事情も色々あると思うので、任せてもらったところで抑えるのが中継ぎの仕事。しっかりやっていきたい」