
◆オープン戦 オリックス―巨人(9日・京セラドーム大阪)
イタリア出身でオリックスOBのアレッサンドロ・マエストリさん(38)が特別始球式に登板した。現役時代に背負った91番のユニホームで登場。T―岡田が打席に立ち、捕手役を平野佳、球審役を安達が務める中、外角低めに力強い球を投げ込んだ。「以前、プレーしている時よりも緊張しました」と笑顔で振り返った。
マエストリさんは12年途中に四国IL・香川からオリックスに入団。4シーズンで96試合に登板し、14勝11敗、1セーブ、2ホールド、防御率3・44の成績を残した。韓国、豪州などでもプレーした後、21年に現役を引退。今回は侍ジャパンの強化試合で欧州代表の投手コーチとして来日していたため、登板が実現した。
登板前には平野佳、比嘉に対し「今はコーチをやっているの?」とジョークも交えて談笑。「彼らが今でもプレーしているのはすごいと思います。自分が退団してからここを完全に去ったという気持ちではなくて、久々に会ったんですけど、彼ら有名な方々とプレーできたことを光栄に思います」と当時のチームメートの活躍ぶりを称賛した。
現在は母国のイタリアでスポーツショップを経営し、自らがデザイン、製作したグラブなどを販売している。「イタリア、ヨーロッパ全体的にまだマイナースポーツではあるんですけど、野球を好きな人は好きなんで。難しい部分もありますが、これからも野球人口を増やしていけるように、自分としてはこういう形で活動しています」と欧州での野球の普及に全力を注ぐ構えだ。