
◆パ・リーグ 日本ハム0―5楽天(6日・エスコン)
楽天は滝中瞭太投手(28)が7回5安打無失点の好投で今季初勝利を挙げた。日本ハム戦は2戦計12回1/3で防御率0・73。“キラー”ぶりを見せつけ1日で5位浮上に導いた。
序盤から生命線のカーブがさえ渡った。初回2死一、三塁のピンチで真ん中低めに投じ万波を遊ゴロ斬り。これで波に乗った。
試合前のバッテリーミーティング。この日はコンビを組んでいない炭谷から「どこでカーブを使うのか」と打者と捕手の両方の目線で助言をもらい、滝中の頭が整理された。「勉強になりました」。直球の最速は141キロで一方のカーブは最遅97キロ。44キロの球速差を有効活用し、お世辞にも「速い」とは言えないボールを「速く見せる」ための工夫を凝らしたことで目線と打者のタイミングを絶妙に外した。
札幌に来る前にはここまで未勝利の則本から「俺らだけだぞ、勝ってないの。勝ってこい!」と激励され、発奮材料にした。「ノリさん(則本)より先に1つ勝ってすごくよかったです」。いたずらな笑みを浮かべながら帰りのバスに乗り込んだ。
(長井 毅)