
◆パ・リーグ オリックス3―1楽天(20日・京セラドーム大阪)
オリックスが4投手のリレーで、ソロ本塁打の1安打だけに封じた。無四死球、無失策で、走者を塁上に背負う場面が一度もない“準完全試合”だ。
山崎福也投手(30)が3回1死、太田にソロを許しただけで、7回2死まで好投。今季初勝利に「正直、少し不安もありました。ホッとしています」と安どの笑みを浮かべた。
昨季5勝(8敗)。今季は開幕2戦目(4月1日・西武戦)の先発を任され、6―0と援護してもらったにもかかわらず、4回に2失点して降板した。
中18日の再調整期間で、投球スタイルを見直した。「福也の力はみんなが認めてるから。攻める姿勢を忘れてはダメだよ」。昨季まで投手兼任コーチだった能見篤史氏から届いたメッセージに、目が覚めた。小手先の変化球に頼るのではなく、あくまでも直球。キャッチボールから全力で腕を振った。この日は最速148キロを計測し、昨季6敗だった京セラDで21年10月5日以来、562日ぶりの白星を挙げた。
中嶋監督は「1安打だからとか、そんな感じはしなかった。点差が点差なので」と、山崎福を77球で交代し、比嘉、山崎颯、ワゲスパックとつないだ。試合時間はわずか2時間21分。抑えの平野佳を休養させた中で継投を決め、今季最多タイの貯金2とし、3位タイに浮上した。山崎福には「何回かに(一回)は必ずポカが出るのが今まで。今年こそは違うぞ、ってヤツを見せてほしい」と求めたが、層の厚さを示す“準パーフェクト”だった。(長田 亨)