埼玉西武・松井稼頭央、25年間で最も印象に残る投手は「やっぱり松坂大輔」

2018.9.28(金) 13:10 Full-Count 福谷佑介
引退会見を行った埼玉西武・松井稼頭央※写真提供:Full-Count(写真:荒川祐史)

9月15日の登録抹消後に引退決断「自分と向き合う時間があって」

 今季限りで現役を引退する埼玉西武の松井稼頭央外野手が27日、メットライフドームに隣接する球団施設内で引退会見を行った。1993年ドラフト3位でPL学園高からプロ入りしてから25年。プロのキャリアをスタートさせた埼玉西武で現役に幕を降ろすことを決めた松井稼は「生まれた場所、育ててもらった球団と思っていた。アメリカにいる間もいつか戻ってプレーしたいと思っていた。やめるなら、ここ(埼玉西武)でやめたいと思っていた」と語った。
 現役引退を決意したのは、9月15日に出場選手登録を抹消された後だという。「ここ数年、毎年毎年、1年が勝負として自分の中でやってきた。東北楽天を退団して埼玉西武に来て、勝負の年かなと思って過ごして来た。9月に抹消になりまして、そこで初めて自分と向き合う時間が、考える時間があって、そろそろ今年で引退かな、辞める時が来たなと決断した。本当に悩みましたけど、とうとうこの時が来たなと自分の中で感じた」と、引退を決断した裏側を明かした。
 プロのキャリアをスタートさせた埼玉西武で、現役生活に幕を降ろすことに。2011年から7年間、東北楽天でプレーし、今季から埼玉西武に復帰した。「高卒で埼玉西武ライオンズに声をかけていただき、生まれた場所であり、FAでアメリカに挑戦しましたけど、育ててもらった球団と思っていました。アメリカ生活7年間でしたけど、いずれかは日本に戻ってプレーしたいという気持ちを持ってやってきた。東北楽天さんから声をかけていただき、7年間、素晴らしいチーム、素晴らしいファンの下、貴重な時間を過ごさせていただいた。そして、最後、辞める年に古巣埼玉西武ライオンズに声をかけていただいたということは、何か運命なのかなと思います」と、古巣・東北楽天への感謝も交え、心...

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