昨年12月、パシフィックリーグ・マーケティング(PLM)は、ジャパンウィンターリーグ(JWL)との共同プロジェクトとして、ティーボールイベントを開催した。沖縄県内の子どもたちに、野球を始めるきっかけの場を届ける取り組みだ。会場には多くの笑顔があふれ、野球の楽しさが自然と広がっていった。
一方で、今回の共同プロジェクト責任者であるPLMメディアライツ事業部 副部長の髙木隆氏には、別の思いもあった。
「野球は競技としての価値だけでなく、産業として、もっと広がっていく可能性があると思っています。今後、日本のテック企業が世界を席巻するサービスやプロダクトを展開することもあり得ると考えています。現在、科学的アプローチによるパフォーマンスの最大化は球界の大きなトレンドです。大谷翔平選手も使用するトラジェクトアーク(実際の投手の映像と、球速・回転数・変化量などの詳細データを組み合わせ、本物そっくりな球筋を再現できるマシン)はその一例です。こうしたイノベーションを加速させるためには、チームや選手だけでなく、技術やサービスを持つ人たちが、実際の現場に入って試せる機会が必要だと感じ...