「痛くない投げ方を知る」 山下舜平大の原点…夢中で取り組んだ“遠投”のメリット

2025.5.20(火) 07:05 Full-Count 橋本健吾
オリックス・山下舜平大※写真提供:Full-Count(写真:栗木一考)

2023年新人王の山下舜平大「中学までは肩の強さだけで投手をやっていた」

 小、中学生は技術だけに走る必要はない。投手力向上を目指す少年少女に向け「伸びしろを大事にしてほしい」と語るのは、最速161キロを誇るオリックスの山下舜平大投手だ。技術、理論など多くの情報が溢れる時代だが「順番を間違うとあまり効果を得られないこともある」と、自身の過去を振り返りながら子どもたちにアドバイスを送る。
 22歳の山下は福岡大大濠高から2020年ドラフト1位でオリックスに入団し、3年目の2023年に開幕投手を務め9勝をマーク。新人王に輝いた。今年は腰のコンディション不良で2軍調整が続いているが、最速161キロの直球とカーブ、フォークを武器に将来のエースとして期待されている。
「中学までは肩の強さだけで投手をやっていた」と振り返り、本格的なトレーニングに取り組んだのは高校からだという。体を大きくするために食生活を見直すとともにスクワットや体幹トレーニングなどを研究し、一気に素質を...

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