2位・福岡ソフトバンクと3位・オリックスのAクラス対決初戦。直近の7試合で6勝1敗と大きく勝ち越し、文字通りの黄金週間となった福岡ソフトバンクの先発は自身4連勝中の千賀投手。その福岡ソフトバンクを0.5ゲーム差で追うオリックスの先発は、無傷の4連勝で3・4月の月間MVPに輝いたエース・金子千尋投手。リーグトップの防御率を誇るオリックス投手陣を復調気配の福岡ソフトバンク打撃陣が打ち崩せるかがカギになる。
初回を両先発が3者凡退に抑え、2回表は千賀投手が3者連続三振に仕留める完璧な投球を披露。良い流れを呼び込むと、その裏に先頭の内川選手が低めの直球を左翼席に運ぶソロアーチ。「いいピッチャーなので、先制点が取れて良かった」という一撃で福岡ソフトバンクが先制するも、直後にオリックス・伊藤選手が甘いスライダーをホームランテラスへ突き刺し、すぐさま試合を振り出しに戻す。
4回は両軍ともに無得点に終わり、1対1で迎えた5回裏。先頭の松田選手が高めの変化球を逃さずに捉え、センターに勝ち越し4号ソロを放つ。さらに上林選手が安打で出塁し、甲斐選手が一発で犠打を決め、得点圏へ。しかし、ここは金子千尋投手の前に決定打を放てず、1点どまりで攻...