前年の高部瑛斗選手に続き、藤原選手も主軸としてブレイクを果たせるか
千葉ロッテの藤原恭大選手が、チャンスメーカーとして序盤戦のチームをけん引する活躍を見せている。昨季は同僚の高部瑛斗選手がレギュラー定着1年目で盗塁王の座に輝いたという先例もあって、藤原選手にも前年の高部選手のような大ブレイクが期待されるところだ。
今回は、藤原選手のこれまでの球歴を振り返るとともに、藤原選手の打撃スタイルを各種の指標を交えながら考察する。さらに、月間MVPに輝いた2021年の7・8月と、今季序盤の打撃を具体的なデータをもとに比較し、藤原選手の好調の理由に迫っていきたい。(※成績は5月7日の試合終了時点)
随所で鮮烈な活躍を見せてきたが、調子の波の激しさが大きな課題だった
藤原選手がこれまでに記録してきた、年度別成績は下記の通り。