150km/h超の剛速球を武器とする速球派の投手が増える一方で、近年のプロ野球ではすっかり見かけなくなってしまったアンダースロー(サブマリン)の投手。
しかし今シーズン、埼玉西武の與座海人投手が10勝を挙げ、ブレイクを果たした。
今回は、2000年以降のパ・リーグで2桁勝利を達成し、記録にも記憶にも残る活躍を見せた希少なアンダースローの投手たちを紹介する。
埼玉西武・與座海人(2022年)
今季は2年ぶりに開幕ローテーション入りを果たすと、開幕直後こそ打ち込まれたが、二軍調整を経て再び一軍へ昇格する。4月28日の福岡ソフトバンク戦では、3.2回1失点の好リリーフで今季初勝利をマークすると、5月には3先発で防御率0.45と驚異的な活躍を見せ、先発として一軍定着に成功。7月30日の福岡ソフトバンク戦ではプロ初完投・完封を記録するなど、チーム2位タイの10勝を挙げ、Aクラス入りに大きく貢献した。
【2022...