6月28日から7月3日の間、「パーソル パ・リーグTV」ではイースタン・リーグ6試合、ウエスタン・リーグ6試合、ファーム交流戦2試合を配信した。「ウィークリーファーム」では、この1週間に配信された試合から、注目シーンをピックアップしてお届けする。
イースタン・リーグ
6月28日の千葉ロッテ戦で先発した北海道日本ハム・根本悠楓投手。5回裏に2四球と安打で無死満塁のピンチを背負ったが、平沢大河選手を遊飛、和田康士朗選手を右飛、小川龍成選手からは見逃し三振を奪い、5回3安打3四球3奪三振無失点と好投した。再び一軍のマウンドに上がるべく、アピールを続ける。
埼玉西武では中熊大智選手が好調。7月2日の巨人戦、4回裏に無死満塁の場面で打席に立つと、ライト前へ運ぶ勝ち越し打を放った。今季は123打数37安打、打率.301、直近5試合でも打率.364と結果を残している。念願の2桁の背番号を勝ち取るため、打撃にさらなる磨きをかけたい。
30日、千葉ロッテ・山本大斗選手が試合を一振りで決めた。2対2で迎えた9回裏2死、望月大希投手の8球目を捉えた打球は、放物線を描きサヨナラ弾に。7月23日に開催される「プロ野球フレッシュオールスターゲーム2022」への出場も決定している山本大選手の躍進に期待だ。
ウエスタン・リーグ
6月29日の中日戦で、椋木蓮投手が先発のマウンドへ上がった。1回表に2死2塁と先制のピンチを招いたが、ブライト健太選手を見逃し三振に抑えるなど要所を締め、6回5安打1四球6奪三振無失点でウエスタン4勝目をマーク。5日からの埼玉西武3連戦でプロ初登板予定のドラフト1位ルーキーが順調な仕上がりを見せた。
また、福岡ソフトバンク・板東湧梧投手も見事な投球を披露した。30日に先発登板すると、6回まで1人の走者も出さないパーフェクトピッチング。なお、この日は「9番・左翼手」に抜てきされた育成ルーキーの仲田慶介選手が、公式戦初安打・初打点となる貴重な先制打を放ちチームの勝利に貢献した。
【おまけ】猛暑の中試合が中断。原因は……
28日、オリックス対中日戦が一時中断した。8回表1死、村西良太投手が4球目を投じようかというときに、突然グラウンドのスプリンクラー3台が作動。この珍しい光景を、実況のアナウンサーは「3人で仲良く外野に向かって顔を出してしまいました」とユニークに表現。約1分半の中断ののち、試合は再開された。
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文・高橋優奈
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・【6/28 M-F】菅野剛士が逆転タイムリー。種市篤暉は打球直撃で途中降板
・【6/30 M-F】山本大斗のサヨナラ弾で3連勝。石川歩が復帰登板も、二木康太が負傷降板
・【7/2 L-G】高木渉が9号&中熊大智は勝ち越し打! 投打かみ合った埼玉西武が勝利
・【6/29 B-D】椋木蓮が6回無失点の力投。完封リレーでオリックスが連敗脱出...