「投手陣が課題」と言われ続けてきたが……
積年の課題が、ついに解決される時が訪れたのかもしれない。6月12日の交流戦終了時点で、埼玉西武のチーム防御率はリーグトップの2.51。長年に渡って投手陣が泣き所と言われ続けてきたが、今季は大きく風向きが変わっている。
リーグ連覇を果たした2018年と2019年も、チーム防御率は2年続けてリーグ最下位。不安定な投手陣を強力打線がカバーしての優勝、という印象は否めなかった。それだけに、投手陣、特にリリーフ投手の安定感が飛躍的に向上しつつある今季のチームは、従来とは違った印象をもたらしている。
今回は、優れた投球を続けているライオンズリリーフ陣の顔ぶれと、さらなる上積みをもたらしうる存在について紹介していきたい。