救援で結果を残し、3月27日以来の先発マウンドとなる
北海道日本ハムの吉田輝星投手が甲子園球場で行われる5日の阪神戦に先発する。秋田・金足農業高3年夏にエースとして甲子園準優勝に導き“金農旋風”を巻き起こしたマウンドに、公式戦ではプロ入り後初めて立つ。プロ4年目で急成長を見せる右腕の“聖地凱旋”は新庄剛志監督の“親心”でもある。
ビッグボスはニヤリと笑った。「俺、粋な計らい好きじゃん。やっぱり盛り上げたいじゃないですか。本人の“期待に応えたい”という気持ちを大事にしたいし、それでダメだったら自分のせいだし、抑えたら乗ってくるしね」
とはいえ、実力でつかみ取った舞台だ。吉田は開幕3戦目だった3月27日福岡ソフトバンク戦(PayPayドーム)に先発して4回3失点。その後救援に転向すると、9試合連続無失点など存在感を見せる。ここまで20試合に登板して1勝0敗、防御率3.33。指揮官も「球がいいですよね。真っすぐ投げるって分かっていてのファウルにさせている」と評...