今季7試合で4勝も、防御率は12球団トップの1.39
北海道日本ハムの上沢直之投手が、エース級の活躍を見せている。今季7試合に先発して防御率は12球団トップの1.39。勝ち星は4勝ながら、先発した試合でチームが負けたのは1試合だけ。大谷翔平投手が抜けた穴を埋めるどころか、大車輪の働きぶりだ。
大躍進の要因について上沢は「カウントが悪い時に変化球でストライクが取れている」と自己分析する。前回登板した5月16日は、狭い東京ドームで首位を走る埼玉西武を完封した。4年ぶり2度目の完封勝利で、1-0完封はプロ入り後初めて。「やっぱり格別でしたね。ああやって粘れたことは自信にしていいと思います」と胸を張った。
昨オフに初めて行った上半身のウエートトレーニング効果が表れている。それまでの野球人生では、走って体力をつけることを重視してきた。「もうひとレベル上げるには新しいことが必要。ウエートトレーニングでエンジンを大きくして強い球を投げられるように」と始めた新たな取り組みによって、体は一回り大きくなった。その変化は1サイズ大きなシャツが必要に...