悲願のリーグ制覇へ残された課題。千葉ロッテの「2番打者」に定着するのはどの選手?

2022.2.25(金) 07:00 パ・リーグ インサイト 望月遼太
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1番・荻野貴司選手と3番・中村奨吾選手は不動の存在だったが……

 2021年の千葉ロッテにおいて、1番の荻野貴司選手と3番の中村奨吾選手はまさに不動の存在だった。しかし、その間を打つ2番打者に関しては話が別だ。開幕直後はレオネス・マーティン選手が強打の2番として活躍したが、そのマーティン選手が調子を落としたのを境に4番に移り、そのまま中軸に固定されて以降は、2番打者の座が流動的となっていた。
 中盤戦では藤原恭大選手が7・8月の月間MVPを受賞するほどの大活躍を見せ、2番打者の座をつかみつつあった。しかし、その藤原選手も故障離脱を境に大きく調子を落とし、他の選手も軒並み定着できず。優勝争いのさなかにあって、最終盤には中村選手から後ろの打順を一つずつ上げて2番を埋めるという、いわば苦肉の策に出ざるを得なかった。
 チームの主軸打者2名の間をつなぐ2番打者の座が不安定だった点は、優勝争いを演じるうえでもウィークポイントとなっていた。それだけに、課題となっている2番打者に定着できる存在を見いだすことができれば、悲願のリーグ優勝にもより近づくことが...

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