球団史にその名を刻む大打者へ。栗山巧の“生え抜き2000本安打”が持つ大きな意義とは

2021.8.31(火) 07:00 パ・リーグ インサイト 望月遼太
埼玉西武ライオンズ・栗山巧選手(C)パーソル パ・リーグTV

ライオンズの生え抜きとしては史上初、2000本安打を達成する見通し

 栗山巧選手の通算2000本安打達成の瞬間が、いよいよ間近に迫りつつある。苦しい時期もチームを支え続けた、ライオンズ一筋20年目のチームリーダーが金字塔に到達する瞬間を、多くのファンは今か今かと待ちわびていることだろう。
 栗山選手は2019年に球団史上最多安打の記録を更新したが、それまでの記録保持者だった石毛宏典氏が、ライオンズ在籍時に記録した安打数は1806本。この数字が示す通り、これまでライオンズの生え抜きとして2000本安打を達成した選手は、60年以上の球団史において一人も存在しなかった。
 そういった意味でも、栗山選手が2000本安打を達成すれば、球団全体にとっても非常に大きな価値を持つことになる。単なる節目の記録というだけではなく、埼玉西武という球団を取り巻く近年の流れを加味すると、チーム全体に対しても、好影響をもたらす可能性が少なからず...

続きを読む

関連選手記事/PLAYER

関連チーム記事/TEAM