甲子園では本塁打の減少が話題になったが、プロの世界は別?
2年ぶりに開催された春のセンバツ高校野球は東海大相模高校の優勝という結果で幕を閉じた。この大会では大会初本塁打がなかなか生まれず、大会5日目、通算13試合目にようやく初めての柵越えが飛び出した。昨年の交流試合から続く甲子園での本塁打減は、傾向として如実に現れつつある。
しかし、プロ野球の世界では話は別のようだ。パ・リーグにおいては、各チームが開幕カードを消化した時点で、合計18本のホームランが出た。ちょうど1試合に2本の割合という派手なスタートを切ると、2カード目の終了時点でも17試合で30本と、開幕直後は各地で本塁打が飛び交っていた。
翻って昨季の数字を見てみると、リーグ全体の本塁打数は直近の5年間で最少だった。それだけに、開幕直後に起こった本塁打の急増は目を見張るものがある。今回はその内訳や昨季との比較を行い、その理由についても考え...