10月16日、メットライフドームで行われた埼玉西武とオリックスの第22回戦は、埼玉西武が2対1で勝利。試合中盤に栗山巧選手の逆転打が飛び出し、カード初戦を先取した。
埼玉西武の先発・今井達也投手は安打を許さない一方で、制球が乱れて四球の走者を背負う苦しい投球。しかしながら、要所で併殺を奪うなど、本塁生還は許さず踏ん張るイニングが続いた。対するオリックスの先発・山岡泰輔投手は安打こそ許す一方で、代名詞の縦スライダーと小さく変化するカットボール、さらにはシュートやシンカーなどの逆方向への変化も織り交ぜ、埼玉西武打線に的を絞らせない。両先発が正反対の立ち上がりとなったが、ともに序盤から5回を無失点に抑える展開となった。
6回表にオリックスに1点の先制を許したものの、直後の6回裏に埼玉西武がすぐさま反撃に出た。1死から源田壮亮選手が安打を放つと、気迫のヘッドスライディングで盗塁を決める。続く森友哉選手も四球を選んで1、2塁とチャンスを拡大。2死となったところで、打席には栗山巧選手が入る。「僅差のゲームだったので、本当に後ろにつなぐんだという気持ちで打てたと思います」という言葉通り、見事に弾き返された打球はセンターへの2点適時二塁打となった。頼れる男の一打で、埼玉西武が試合をひっ...