「メットライフ生命presents ライオンズベストプレー賞」の月間賞。
自慢の剛球で初めてここに名乗りを上げた男がレオのセットアッパー平良海馬だ。
同賞のノミネートを聞いた平良は「え、僕がですか?」と驚きながらも、「メットライフ生命 presents ライオンズベストプレー賞、できれば取りたいですね」とニヤリと笑った。
そんな対象となったシーンが9月26日の東北楽天戦。3点リードで迎えた、8回のマウンドだった。安打と四球で無死一、二塁のピンチを招き、打席には浅村栄斗選手。平良は、相手の主軸に対し、初球は155キロの直球で空振り、2球目も154キロの直球で空振り、そして3球目も“遊び無し”でもうひとつギアを上げると、156キロの高めの直球で空振り三振に仕留めた。今回、ノミネートされたのは、この浅村選手に対する真っ向勝負で奪った三振...