14日千葉ロッテ戦で5回までノーノー投球、辻監督ニンマリ「初対戦の打者は手こずる」
プロ3年目の24歳にして波乱万丈の野球人生を歩んできた男が、躍進への足掛かりを築いた。埼玉西武の與座海人(よざ・かいと)投手は14日にメットライフドームで行われた千葉ロッテとの練習試合に先発し、5回までノーヒットノーラン(1死球)の快投。結局、6回途中で2安打2失点で降板したが、先発ローテの一員として自信を持って開幕を迎える。
今や球界に珍しくなったアンダースロー。辻監督は「初めて対戦するバッターは手こずるかなと思っていたよ。ずっと安定している。四球で崩れるタイプではない。5回までしっかり投げてくれればと思っていたが、内容が良かったね」と、ほくそ笑んだ。
沖縄出身の與座は、沖縄尚学高から岐阜経済大(現・岐阜協立大)に進学すると、サイドスローからアンダースローに転向し、東海地区大学野球連盟の岐阜県リーグで活躍した。中央球界では無名だったが、4年春に全日本大学野球選手権に初出場し、1回戦で石巻専修大(南東北大学野球連盟)を1安打完封して一躍プロから...