非常に有利なカウントだからこそ、打ちに出ることは少ない
3ボール0ストライクというカウントは、言うまでもなく打者にとっては非常に有利な状況である。しかし、投手が制球に苦しんでいる場面なだけに、打者に対してはベンチから「待て」のサインが出ることも多い。それもあって、投手はまず1つストライクを取ろうと、高い確率でストライクゾーンに甘い球を投げてくる。そういった背景も重なり、打てる球が来た場合は決め打ちで積極的に振りに行く打者も、また少なくはない。
今回は、パ・リーグの球団に所属する打者たちが、3ボール0ストライクというカウントにおいて残した打撃成績を紹介。絶好のカウントから打ちにいってしっかりと結果を残している選手は誰なのか、具体的な数字を見ていこう。
チーム全体で打数が1つもない球団も存在
今季のパ・リーグにおいて、3ボール0ストライクというカウントにおける打席数を記録した選手自体は多かったが、その打席結果は大半が四球。実際に打ちに出て、打席結果を残した選手は決して多くはない。パ・リーグ各球団において、3ボール0ストライクというカウントでの打数を1以上記録した全ての選手を、以下に紹介していきたい。
・北海道日本ハム
大田泰示選手:8打席 3打数1安打 0本塁打1打点4四球 ...