8月21日、オリックス対楽天が行われる京セラドーム大阪では伊丹市民観戦デーが開催された。オリックスは阪神と同じ関西地区を本拠地としており、集客アップのために、工夫した取り組みを行っていく必要がある。このイベントはその一環とも言うべき取り組みの一つであった。
なぜ、大阪と神戸を本拠地としているオリックスが、どちらからもやや離れている伊丹市なのかと思うかもしれない。実は、オリックスには伊丹大使を務める山崎勝己選手、中島宏之選手、北川博敏打撃コーチが所属しており、チームと関係が深いからである。
この伊丹市民観戦デーを実現させるのに、中心となった伊丹アスリートクラブの新たな戦術が固まるきっかけを作ったのが、山崎選手のFA移籍による入団だった。2014年3月に関係者150名が参加して開催した山崎選手の地元激励会は今回と同じ手法で成功し...