交流戦真っただ中のプロ野球。勝ち星を伸ばしたチームもあれば、苦しい戦いを強いられたチームも。どんな場面が頭に浮かぶだろうか。先週一週間のパ・リーグの印象的な試合を動画とともに振り返っていこう。
6月11日(火)パ3勝、セ2勝、引き分け1
今井達也の不在を埼玉西武ブルペン陣が見事なカバー
この試合に先発予定だった今井達也投手が高熱のため、登板回避。代役として先発した佐野泰雄投手が4回1安打無失点の好投を披露すると、後を託されたマーティン投手、平井克典投手、増田達至投手も無失点でつなぎ、巨人打線を3安打完封。チームの緊急事態にブルペン陣が奮起し、今季3度目の完封勝利を飾った。
福岡ソフトバンクが9回裏2死から試合を振り出しに
阪神の先発・メッセンジャー投手に8回まで2安打1得点に抑え込まれた福岡ソフトバンク。9回裏もマウンドに上がったメッセンジャー投手の前に、2死まで追い詰められたが、今宮健太選手が値千金の同点タイムリーを放ち、試合は延長へ。10回からは森唯斗投手、モイネロ投手、武田翔太投手が無失点でつなぎ、引き分けに持ち込んだ。
6月12日(水)パ2勝、セ4勝
吉田輝星が史上19人目のプロ初先発・初勝利&21世紀生まれ初勝利
満を持してマウンドに上がった北海道日本ハムのドラ1ルーキー・吉田輝星投手。プロ初登板となったこの試合でセ・リーグ首位の広島相手に堂々の5回1失点。チームの勝利を手繰り寄せ、史上19人目となる初先発・初勝利をマーク。21世紀生まれ初勝利も挙げ、早くも球史に名を刻んだ。
6月13日(木)パ3勝、セ3勝
ロメロのサヨナラ打でオリックスが中日にサヨナラ勝利
2点を追うオリックスは9回裏、大城滉二選手、伏見寅威選手の安打と2者連続四球で1点を返すと、吉田正尚選手の内野ゴロの間に同点。なおも一打サヨナラの場面でロメロ選手が打ち返した打球はレフト前に落ちる劇的なサヨナラタイムリーに。最終回に打線がつながり、劇的勝利を飾った。
楽天ドラ2太田光がプロ初安打
9回裏、11対3と大敗ムードの楽天に光が差した。ドラフト2位ルーキー・太田光選手が代打で打席に立つと、プロ初ヒットをマーク。最後まで残ってくれたファンの前で、うれしいプロ初ヒットを記録した。
6月14日(金)パ4勝、セ2勝
楽天が球団新記録となる1試合7本塁打...
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