選手たちは様々な使い方でスローボールマシンを活用
埼玉西武の南郷キャンプと言えば、「地獄」「しんどい」と選手をはじめチーム関係者、そして報道陣が苦しめられる135段の階段が名物だ。
あえてもう一つ名物を挙げるとするならば、室内練習場に置かれたスローボールマシンを推したい。このマシンの先には竹が1本据えられている。放たれたボールに対してセンター方向を意識し、その竹めがけて打ち返す選手もいれば、自分のフォームを確認するためにゆるいボールをしっかり打ち返す選手もいる。
ある日、山川穂高内野手がこのマシンを使って打撃練習を行っていた。マシンに向かって正面に立ち、通常の立ち位置に対して真横から来たボールを引っ張って打つ。真横からのボールを引っ張るためには、腕が身体の近くを通る必要があるという。腕の軌道などを確認した後は通常のバッターボックスの位置に立ち、ボールの下にバットを入れて真上にボールが跳ね上がるようにスピンをかけて...