3年目での初勝利を目指す田村、昨年までは「何でもガンガンやっていました」
プロ3年目の右腕に静かかつ熱い視線が注がれている。埼玉西武の田村伊知郎だ。1年目、2年目と1軍登板はあるがまだ勝ち星はない。
「結果を出そうと思いすぎて、(練習では)何でもガンガンやっていました。でも、冷静に考えたらどれだけがむしゃらにやってきても継続をしていかないとダメですもんね」
全力でこなすことは悪いことではない。だが、最後まで全力疾走し続けると息切れしてしまう。そのため、ペース配分をするべく「何でも考えながら、これと決めてこなすようにしています」。瞬発力を高めるために縄跳びをしたり、今まであまり重視していなかった筋力トレーニングにも時間をかけるよ...