埼玉西武からは12球団最多の6人が選出、千葉ロッテ、東北楽天、阪神はゼロ…
2018年シーズンの「ベストナイン賞」が26日に発表された。パ・リーグを10年ぶりに制覇した埼玉西武から12球団最多の6人、セ・リーグ3連覇の広島からも3人が選出。一方で、千葉ロッテ、東北楽天、阪神からは1人も選ばれなかった。
投票数の内訳を見てみると、埼玉西武の浅村栄斗内野手、福岡ソフトバンクの柳田悠岐外野手がパ・リーグの有効投票数251をすべて獲得する満票選出。セ・リーグでは満票獲得者はいなかったものの、広島の丸佳浩外野手が有効投票数282のうち、271票という圧倒的支持を得た。
では、チーム別に得票数を見てみると、どうか。パ・リーグは有効投票数251票で、ポジション数はDHを入れた「10」。すべてで2510票となるが、埼玉西武の選手だけで“過半数”を大幅に超える計1467票を獲得。2位の福岡ソフトバンクは計585票で、まさに圧勝となった。
近藤健介捕手がDH部門で選出された北海道日本ハムは、救援の宮西尚生投手が1票、中田翔内野手が一塁手で5票、DHで3票を獲得するなど計198票。吉田正尚外野手が選出されたオリックスもDHでロメロ、吉田正に2票ずつが入り、計178だった。一方で、1人も選出されなかった東北楽天は56票、千葉ロッテは26票に終わった。
セ・リーグは菅野&坂本の巨人が奮闘、一方で阪神は…
セ・リーグでは、最多3人が選出された広島が一塁手で新井貴浩内野手に1票、三塁手で西川龍馬内野手に1票が入るなど、全2538票のうち計818票を獲得。ペナントレースでは3位だった巨人は菅野智之投手が243票、坂本勇人内野手が遊撃手で264票と圧倒的な支持を集めて選出され、一塁手の岡本和真内野手も95票を獲得するなど計645票。ベストナインの得票数では2位だった。
さらに、ペナントレース3位の横浜DeNAも三塁手の宮崎敏郎内野手が250票、ネフタリ・ソト外野手が108票を獲得して選出され、選外だったものの筒香嘉智外野手やホセ・ロペス内野手にも票が入って計426票。ペナントレース2位の東京ヤクルトは山田哲人内野手が二塁手で263票と圧勝したが、チームトータルでは401票だった。
さらに、中日は一塁手のダヤン・ビシエド内野手1人のみの選出だったが、平田良介外野手らに票が入り計221票。セ・リーグで唯一、1人も選出されなかった最下位の阪神は、梅野隆太郎捕手に27票が入っただけで、他の選手は1票も獲得できなかった。
球団別のベストナイン投票得票数は以下の通り。()はペナントレース順位。
【パ・リーグ】
埼玉西武 1467票(1)
福岡ソフトバンク 585票(2)
北海道日本ハム 198票(3)
オリックス 178票(4)
東北楽天 56票(6)
千葉ロッテ 26票(5)
【セ・リーグ】
広島 818票(1)
巨人 645票(3)
横浜DeNA 426票(4)
東京ヤクルト 401票(2)
中日 221票(5)
阪神 27票(6)
(Full-Count編集部)
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